decodable readersとphonicsと

娘4歳(年中さん)の英語音読問題は、以下の記事の頃から悩み続け、その後もいろいろ解決策を探していた私、

Science of ReadingとPhonicsと読みの力
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2022年10月末から始まった娘の読み練習。音韻遊びやPOPのボードゲーム、英語のしりとり、Sight Word Readers、DWE books, TAC cards、各種Workbooks等々で多種多様な言葉遊びから、読みに繋がるような練習を続けている日々を送っているんですが、ふと「読めていない」娘のボトルネックが気になり始めた。
https://zassouikuji.com/science-of-reading_and_readingskills/2023/04/11/

なんかdecodable readersとかいう種類の読み物があることが分かった。発見経緯はもう忘れたけど、漢字教育にも、兎に角たくさん書いて覚える方法・書き順を読み上げて覚える方法・成り立ちからイメージして学ぶ方法など、いろんなアプローチがあるように、英語にもいろんな学び方があるので、あちこち模索していたら見つけたものだと思います。

Decodable readersってなに?

Decodable readersというのは、phonics読みだけで “decode/解読” できる単語によって構成されている読み物のこと。多読や読み物というと、一般的にはleveled readersという、読みレベルによってラベリングされた本が多いのですが、leveled readersは、日常やキャラクター環境をそのまま反映したストーリー重視の構成になっているので、cvc程度の基本ルールしか分からない、ザ・読み始めの子どもにとってはまだ読めない単語が平気で入っているんですよね。look, chicken, catch, clock, high, light, ready, found, again.. 日常会話では当たり前の単語も、phonics読みでは oo, ck, ch, gh, ea, ou, ai, をまだ習得していない子ども達にとっては「読めない」ものになってしまうんですよね。Richard Scarry’sのStep into reading Level 1 でもlook, feet, there, blow, pushとかあるし、 “Can we squirt him out?” という文章を見た時、4歳の娘にsquirtなんて読めるわけないじゃん!Level 1なんて信用出来ないいいい!!!!(※私の想像と違っただけの逆切れですw)と心の中で叫んだのを覚えています。笑

Decodable Readersってどこで見つけるの?

“decodable readers PDF free” とかなんとか検索すれば、ネットでも無料でいろいろ見つけられるけど、一般書籍でdecodableなのはBOB Booksかと。

公式サイト:https://bobbooks.com/

ロングセラーシリーズはここらへん

Set 1: Beginning Readers
Set 2: Advanced Readers
Set 3: Word Families
Set 4: Compound Words
Set 5: Long Vowels

1箱で10~12冊入っていて、個人的には全部のセットを買う必要はないとは思うので、セット買いせずに必要分だけを買うのがおすすめかな。Set 1-3があればcvcキッズには十分かと。我が家は、娘が読書単体にはほぼ興味がない子で、BOB Booksは読めるだろうけど全然読む気がない状況。苦笑 クイズ/問題の入っているワーク形式のほうが好きなので、Twinklのdecodable readersを無料デーに大量にダウンロードし、phase 2-3あたりを楽しんでもらう方法にしました。(ご参考:娘は「ママの読み聞かせ」と「クイズのあるワーク」は楽しんでくれるのですが、「読書」は全然興味ない状況で、家では読書よりも工作していたい工作ガールちゃんです)

Twinklのdecodableは “Phonetically-Decodable 60-Second Reads” で検索。こんな感じにいろいろ出てきます。

参照元:Twinkl

60秒で読めるほどの短い文章が1ページ、右側に読解確認の問題が3問程度、のセットになっていて、Phase 2-5までのレベルになっています。テーマごとに分かれてパックでDLできるものもあり、動物、乗り物、職業、宇宙、など、読んで面白いものがあるところは気に入っています。ただ、decodableにするために、ネイティブだったら違和感ない範囲で分かりにくいポエム風な文章になっているところもあるので、適当に精査するのが必要な時もあるのが若干のデメリットかもしれません。ともあれ、大量にあるし、読んでいて楽しいので、我が家はこっちでdecodableを済ませようと思っています。現時点で我が家にはphase 2で23セット、phase 3でも23セットあるので、これを1日2セットやっても1ヵ月は満喫できる環境になりましたが、無料デーに力尽きてダウンロードできていないパックもあるので、これ以上にあるのは間違いないです。無料デーはいつあるか分からない(たぶん年1回??)とかなので、お気に入り登録しておいて、1ヵ月課金中に一気にダウンロードするのがコスパが良いかと思います。ちなみに2023年5月25日現在は、1ヵ月980円です。

Twinklサイト:https://www.twinkl.jp/

我が家はこの大量のダウンロードの後は、印刷するのではなく、OneNoteにPDFのまま放り込んでいます。本棚から手を取って読んでもらいたい本は、印刷したり紙媒体で購入したほうが良いと思うのですが、多読やワークは読み捨てなので電子でOKにしました。OneNoteならPDFに書き込みができるし、検索もできるし、PC, iPad, スマホのどれからでもアクセスできるので外出先にちょこっとやる事もできる。同期さえしておけば、オフラインでも作業できるので、WiFiオフのまま or 飛行機移動中でも使える!控えめに言っても、超便利です。中受のプリントの時直し用に覚えたOneNote活用がここで活きてくるとは!と、我ながら自画自賛しながら満喫しています。笑

Decodable Readersはあくまで補助教材

識字能力の高い子、本読みの好きな子なら、正直、decodable readersは要らないと思います。本人が読みたいものを読めばいいんです。Phonics必要論にも戻りますが、phonicsすら習わなくても読める人はいるように、decodableから読まないといけないことは全然ないと思います。我が家も、phonicsも苦手、識字能力低い、でもやる気だけはある!!!というクセモノな娘ちゃんに向き合わなければ、decodable readersなんてたどり着かなかっただろうし。笑 でもdecodable readersのおかげで、娘のアテカン読みからの読解崩壊を阻止することができたし、きちんとphonicsを活かせてる感覚も感じてくれているようなので、我が家はdecodable readersを満喫することにします。皆さんも、Phonicsや最初の読み始めで悩んだら、こんなアイテムもあるんだよーって覚えていただけると嬉しいです。

そんなこんなで我が家のおうち英語はまだまだ続きます~

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