カレーライスで4科目学習

私は家事をすることは万能の学習方法だと思っていて、なかでも料理を推してる。家事スキルが上がるのはもちろん、数国理社4科目全部カバーできるし、親だって楽できる。健康管理の意識も上がる。もう得しかないんですよ。娘も小さい頃から、卵焼きづくりから始まり、ホットケーキ、ポトフなんかはほぼ自分1人でできるようになりました。毎回少しづつ学びの要素を入れて取り組んでいるのですが、今回それなりにフルでカバーできたので、ここに記録します。

Step 1. 料理本で料理の作り方を読む

先ずは作り方を読みます。我が家は子ども向けのお料理本は、この本を持っています。あんまりイラストは可愛いし、作りたい献立があったのが決め手。子ども向けの料理本は、意外に可愛い・面白い系が多く、日常的に食べたい・作った後に食べたい献立が少ないことで悩んでいましたが、この本は、我が家の食生活には合っていました。

ちなみに、次はこういう写真タイプの料理本を買う予定。

娘はまだ文字が読めないので、私と一緒に読む感じ。数字は読めるので、材料の数量は読んでくれました。一通りの材料と調理工程を理解してから、さぁお料理開始です。

Step 2. 買い物リストを作る

料理本の材料リストを見ながら、必要な材料を1回復唱。そこから買い出しリストを書き出してもらいます。今回は英語で書きたいというので、英語ことば図鑑5000 で検索しながら、英語で必要なものを書き写してもらいました。

この本は超おすすめ。下手な英英辞書より便利です。出版社が小学館なので、日本の生活様式で使うモノや食べ物、動物などが掲載されていて、使いやすいです。(海外の子ども向けの本だと、「これ日本に無いじゃん!」とか、調べたくても「これ載ってないなあ」となることがある) あと、中古でもいいので、タッチペンつきをおすすめします。子ども達が勝手に使って学んでくれるのはもちろん、親が発音を心配しながら教えなくていいので安心!私の直近の体験だと、セミのcicadaとか、さなぎのpupaは自信がなかったので、救われています。

Step 3. スーパーに買出しに行く

お買い物リストを持参して、いざスーパーへ出陣です。一直線に目的のものを買いに行くのも良いのですが、旬の食材や、目的の物の左右にある類似品についても会話しながら買い物を楽しみます。野菜を選ぶ時も、どれが美味しそうかな?どれが新鮮かな?などと話してみたり、産地別になっている場合は日本地図を思い出してもらったり、同じ食品でも値段が違う場合はどっちを買うのか、選んだ理由は何か、いろんなことを話しながら、スーパーでの買出しを楽しみました。娘、「卵は安いのを買う」「葉物野菜は傷みのないものを選ぶ」は習得しました。

Step 4. 調理

材料を揃えたら、今度は調理開始です。娘はお気に入りのエプロンをし、子ども用包丁を片手に、やる気満々。その横で私は各種材料の下準備にバタバタです。苦笑 我が家にある子ども用包丁はこちら。

刃がきちんとあるので、怪我のリスクもありますが、刃元や刃先は丸くなっているので安心。娘は指を近づけすぎて指先を怪我をしたことは1回ありますが、それも含めて「怪我をしない使い方」を学ぶプロセスとして見守っています。

エプロンは子ども1人で着脱できるタイプ。我が家は地元の商店街で売っていたのを娘が一目惚れしたので、それを使っています。リボン結びやボタンも練習になるけど、兎にも角にも「親のサポートなしで1人でできる」をポイントに選びました。

調理については、子どもが自分でカットしやすいように、材料を細長くしておいたくらいかな。ここでも「子どもが1人で作業できる環境」を意識。まだ4歳(年少さん)とはいえ、「ひとりでやる!」の意識も強いし、親のサポートなしでやった達成感は大きいらしいです。

ボウルなんてオシャレなものは用意せずに、玉ねぎ以外は皮ごと切ったものから鍋に放り込んでもらい、それをそのままコンロへ。軽く炒めてもらって、水を追加するので、ここで計量のお勉強。700ml の水を 500ml カップで入れるにはどうすればいいかな?というのが我が家の定番です。でも娘はまだ100以上の数の算数ができないので、私の解説で終わっています。3歳頃は水を入れるバランスも難しかったので、よく溢していましたが、今ではゆっくり必要量を入れられるようになりました。

ルーの調理時の計量と比較すると、お米の炊飯の計量は合数も少ないし、目盛りもシンプルなので簡単。炊飯器を使った炊飯はもう1人でできます。炊飯スイッチを押すのが娘の楽しみらしいです。

Step 5. 材料の産地や、野菜の生態を学ぶ

煮込み時間中は、使った材料の産地や野菜の特長について学習です。我が家はこの本が大活躍しています。

画像はAmazonから拝借したものですが、こういう風に、食材の説明はもちろん、生産量や輸入量の情報があり、都道府県別の生産量ランキングが日本地図ベースで確認できるので、日本地図で都道府県の場所を確認しながらのチェックができます。野菜類は土の中からの断面図で描かれているので生態もわかりやすいし、農作物と魚は旬の時期もカレンダー式に書いてあります。私個人としては発酵度に基づいたお茶の種類の記載はよく参考に見ています。

食品だけでなく、プラスチックや木材などの原材料についても書かれているので、子ども達の突然の「ペットボトルってどこからきてるの?」「タイヤってどうやって作るの?」にも対応できて、バイブルです。アナログに書籍が本棚にあることで、子ども達が自分でめくってたりします。(自分で調べてくれてたら良いんですが、まだ4歳2歳なのでめくって眺めている程度です) この本、ほんと便利なのでおすすめです。

Step 6. 美味しく食べる!

そんなこんなしていれば、あっという間にご飯も炊き上がるし、ルーも完成します。盛り付けも「どのお皿にする?」「どういう盛り付け方にする?ルーは横?ご飯の上」などとおしゃべりしながら。カレーライスは美味しいし、いっぱい学習もできるし、ほんと、お料理学習は正義です。

現在、年少さんの娘は、ハムチーズトーストに始まり、今では以下を作れるようになりました。

・ ハムチーズトースト (ハム、チーズ、食パン)
・ 卵焼き (卵、白だし)
・ フレンチトースト (卵、牛乳、食パン)
・ ポトフ (ソーセージ、にんじん、玉ねぎ、キャベツ、コンソメ)

フルタイム勤務のために平日は全然余裕はないし、お料理するとなると買出しリストの作成からカウントすると3時間近く時間枠はないと取り組めないので、なかなか難しいところもありますが、お料理学習はちょこちょこがんばっていきたいと思っています。

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