海外帯同まではもう少し時間があるのですが、ちまちま集めていた日本語ドリルの棚卸しをしました。海外では日本語の本はもちろん、ドリルの入手は困難 or 高額になるので、今のうちにちょこちょこ収集している次第です。
私はあまり机上でのお勉強は好きじゃないので、今現在(娘4歳、新年中さん)に運筆含めたドリルものはあまり渡していません。普段はインター園で運筆もやっているようですが、鉛筆の持ち方までは指導されないので、持ち方が変になってきているのを、塗り絵やお絵描きの時に訂正しているくらい。3歳~4歳までは、コロナ禍でステイホームする必要があったので、その時にはいくつかの迷路や点繋ぎ遊びをさせていました。
娘、3歳~4歳の時に遊んでいたドリルたち。娘は迷路や数字の点繋ぎが好きで、ガンガン解いていくので、それに沿って適当に揃え・渡していました。
当時はほんと、遊びのドリルでしたね。これに対して、以下が、現在、我が家の棚にあるドリル達はこちら。
御覧の通り、我が家は別にXXシリーズで揃えたりはしていません。買い散らかしています。笑 本屋さんやAmazonで良さそうなものを、中身を確認してから買っていますね。
駐在帯同/海外生活開始にあたって、とりあえず3年分は必要そうだなあと思っていて、なんとなく1年生の範囲までは揃えることにしています。きちんと網羅されているかは分からないのですが、私なりにカテゴライズして選んでみました。
ドリルレビューの前に、用途の前提説明。我が家は、国語ドリルを読み聞かせ教材として使い、音読教材として使い、最後に本人に書き込み含めて使用してもらう方向でいます。この記事に細かく書きましたので、我が家の国語ドリルの使い方についてはこちらを一読ください。
国語ドリルの読み聞かせで読解力特訓
先ずは基本のひらがな・カタカナ。ぶっちゃけどこのドリルでも良いとは思いますが、面白そうなのを買ってみました。
■ 学研:ひらがなことば 4歳
最初に買ったひらがなドリルはこちら。単調なものは面白味がなくて頑張れなかったので、学研のアクティビティ入りのにしました。
■ きれいにかけるカタカナ 4・5・6歳
このドリルは本屋さんでたまたま見つけて、イラストが可愛い&類似文字同士でグルーピングされているのが分かりやすいので購入した1冊。Amazonにプレビューないなあ思っていたら、ちびむすドリルにお試しがありました!先ずはこちらで無料印刷してお試しするのもアリかと思います。以下の画像もちびむすから拝借しました。
■ 七田式ドリル:もじをおぼえよう 3・4さい
これは言葉遊びメインなのが良いな思って購入した。我が家、ペース間違えて、濁音を学ぶ前から始めちゃったので途中で塩漬けにされてる。そろそろ復活させなきゃ。
娘は七田式は全部終えたのですが、他は遊び半分で途中離脱しました。まだカタカナも覚えきれていないのですが、興味をもってくれないのでしょうがない。とりあえず今は塩漬けモード。書きの練習の時に興味を持ってくれるかもしれないし、息子なら興味を持つかもしれないし、気長に様子見です。
逆に、娘は、これから紹介する語彙・言葉のルール・文章のルール系は気に入って取り組んでくれています。
国語ドリル:語彙、言葉のルール、文章のルール、文法
インター園+おうち英語で日本語弱めになってきた娘にとっては、4歳現在、このカテゴリが結構ポイントになっています。ようす言葉、きもちを表す言葉、てにをは、反対語、などが、① 聞いたこともないので知らない ② インプット量が足りなくて定着できていない、状態。日常会話で使う表現なんて限られているし、これから息子も教えないとなので、ここらへんのドリルはかなり多めに手配しています。
■ 出口式: ろんり 年中
主軸ドリルで、これが娘の1番のお気に入り。文章読解ではなく、ゲーム要素多めです。
・ 単語の仲間分け (例:Q.にんじん、たまねぎ、キャベツ、スプーン、仲間外れは?それ以外はなんの仲間ですか?A. やさいの仲間です)
・ 反対言葉 (例:Q. あついの反対は ?A.さむい、Q. 朝の反対は? A.夜)
・ 文法の基本
年中さんは言葉遊びメインな感じですが、これすらカバーできていない我が家なので、貴重です。他のドリルや反対語カードや言葉遊びをしながらにはなりますが、この1冊を終える頃には、娘の語彙力や音読のテンポはだいぶスムーズになりました。
■ くもん: ことばのおけいこ
ろんり年中では演習量が足りない!と思って、追加したのがくもんシリーズ。こっちもこっちで良い仕事をしてくれています。ことばのおけいこは、基本の名詞・動詞・様子言葉・反対言葉あり、我が家ではこっちが「単語」で、ろんり年中を「文章」のカテゴリとして、本人の気分で選んでもらいつつ、同時進行で進めていました。
このことばドリルで知らない単語があったりすると、「マジか、こんな日本語もまだ知らないか・・・」と凹みつつ、娘の課題の洗い出しにもなって助かりました。娘の場合、特に季節に関する名詞を知らなかったので、ここから季節カードや理科のドリルを投入したりしました。(ちなみに季節関連の絵本は読み聞かせしていたのですが、季節やイベントがあることは理解していても、季節の特長を単語レベルで理解していない状態でした。)
あと、ことばドリルのほうがろんり年中よりも文字数が少ないので、娘の初めての音読にも丁度良かったです。これも良かった点ですね。
■ くもん: ぶんのおけいこ
ぶんのおけいこは、助詞メインので、は・が・を・の・へ、らへんをぜーんぜん理解していなかった娘には必須でした。ろんり年中の文章も助詞は入っているのですが、こっちのほうは助詞の集中特訓!演習量追加!になっています。ことばドリルを終えて、ろんり年中の途中からぶんのおけいこを開始しているのですが、娘、やっと助詞の「存在」に気付いてくれたようです。こんなにやってもまだこのレベルなのが娘らしい。笑
出口式:ろんり 年長
上からつらつら説明してきましたが、私が最初に気に入ったドリルは、このろんり年長。主語が〇で、述語が□で、形容詞が△で色つきで表現されているので、文章の構造・文法が分かりやすいんですよね。あとは、反対語や様子言葉はもちろん、助詞がどこにかかっているのかを矢印で示してくれているので、文法理解への第一歩として分かりやすいなあ!と感動したのが経緯。画像を載せられないのが残念ですが、googleで検索すると勝手に画像を載せているブログがあったり、メルカリに出品されている場合も画像があるので、そっちを見てみて下さい。
■ くもん:小学1年生、小学2年生 言葉と文法にぐーんと強くなる、学研:言葉のきまり 1年生
上記全てを終わらせたら、これに進みたいなと思って先に購入したのがここらへん。くもんのぐーんは、1年生2年生で、ひらがなカタカナ含めた総復習ですね。学研のほうは1年生で数詞なども含めた全体的な言葉学習。なんで学研の2年生を入れていないのかは忘れました。笑 すこーしだけ文章や問題量が多い感じが、未就学児ドリルとの違いを実感させてくれます。見た目の量からのプレッシャーは大切なので、今の娘には見た目からして時期尚早だと判断して保留対象としています。
国語ドリル:文章読解、論理国語
文章題は、読んで文中から答え探しするだけだとつまらないので、語彙力も増やせるタイプと、論理国語を選びました。
■ 早ね早おき朝5分ドリル 国語 文章読解 小学1年生
こちらは既に取り組み始めています。個別でレビュー済みなので詳細はこの記事を確認ください。
国語ドリルの読み聞かせで読解力特訓
このドリルの読み聞かせ&クイズでは、まさにようす言葉、気持ちを表す言葉などが出てきていて、娘がまだ分からないものも勿論たくさん出てきますが、分からない単語・表現の洗い出しとして使い分けています。娘には、ドリル分からない=ダメ、ではなく、分からない=これから学ぶもの、という意識をもって貰っているので、特にドリルを無理やりやっているような弊害は、今のところは何も感じていません。(娘はむしろ「読んで~」と持ってきます) 文章の長さが、長すぎず短すぎず、絶妙なので気に入っています。
■ 学研:文章読解 1年生
こっちは早寝早起きのほうが終わったら取り組みたいな思って買った1冊。ほぼ同じ内容・レベル感。
■ 出口式:はじめての論理国語 小1レベル
最後はこちら。出口式で揃えた意識はなかったのですが、気がついたら出口式で続いていましたね。この論理国語ドリルは、当初は購入を迷っていましたが、小学1年生になればきっと使う!と思い、とりあえず買った感はあります。
あと、おはなしドリルのシリーズも文章読解ですね。こっちも読み聞かせするのを楽しみにしています。写真の通り、めっちゃ揃えています。苦笑
学研おはなしドリル:理科社会と読解力
モンテ式の理科社会のドリルは国語ドリルではないので、別の機会に記事を書きたいと思います。
国語ドリル:漢字
最後に、漢字ドリル!我が家は娘も息子も文字への興味が薄いタイプなので、① 絵のイメージで覚えていく、② 成り立ちを関連付けて覚えていく、スタイルを検討しています。こっちもまだ見せてもいないので、ただのリスト紹介とさせていただきます。絵でおぼえるかんじは面白いですね。子ども達に刺さるかなー、どうかなー。笑
■ 出口式:絵でおぼえるかんじ その1~3
■ くもん:小学1年生、小学2年生 漢字にぐーんと強くなる
■ 下村式:となえておぼえる漢字の本 小学1年生
…ふぅ。。。とりあえず全部を書き出した…はず!
今のところ、ろんり年中を終えたところで、ひたすらの読み聞かせ形式・口頭回答形式でドリルを進めてもらっていますが、だいぶ日本語の文章が安定してたと実感しています。少なくとも、反対言葉は分かるようになったし、助詞が存在することは分かってくれた!日本に住んでいるのに娘でもこんな状況なので、これから海外で日本語を教えないといけない息子はどうなることやら…。がんばらねば。。。
国語ドリル:ひらがな・カタカナ